2017年6月3日

ポケモン対戦検討その3 顕在化しない悪手




バンライケンだね~。
トリプルエース同士の対戦ですっ。



続きで試合を検討していきます。



選出段階


バンギラス→地震はあるけどエレブーは無理、噛み砕くがないしスターミーも厳しい。ガラガラには勝てるがまきびしをまかれてしまうと厳しい
ライコウ→エレブーとスターミーには勝てる、ガラガラは厳しい。
ケンタロス→ガラガラとエレブーに勝てるけどスターミーが厳しい。

バンギラスは出し辛いね~。ケンタロスは破壊の遺伝子持ちである以上、壁を貼る手間込みでライコウと大差ないという評価に。
ライコウで行きましょうか。50ポケモンが3匹ともガラガラを倒せる(カビゴンは自爆できる)ので、相手のエースがガラガラだった場合を考えると、ライコウのリフレクターが鍵になりそうかな~?ガラガラを意識してナッシーとパルシェンで決まりだねっ。


立ち回り段階




お相手はマルマインを繰り出した!

とおらばナッシ−を繰り出した!

よろしくお願いしますね~。




マルマインでんじは
ナッシ−は麻痺した!

ナッシ−サイコキネシス
マルマインの HP 166→ 86

電磁波ということは、ナッシーに後手のポケモン=ガラガラがエースかな~?




お相手はマルマインを戻してカビゴンを繰り出した!

ナッシ−ねむりごな
カビゴンは眠ってしまった!



カビゴンはぐうぐう眠っている
カビゴンは眠っていて動けない!

ナッシ−やどりぎのタネ
カビゴンにたねをうえつけた!






カビゴンは目を覚ました!
カビゴンじばく
ナッシ−の HP 201→ 0

カビゴンは倒れた。。


ナッシ−は倒れた。。


相手はカビゴンでナッシーを持っていきました。
これはエースガラガラっぽいですね~。
ですが、パルシェンがいるのでまだガラガラのマークは外れていません。
相手も、まだ見えてないエースに対して後手のガラガラは出したくないはず。
マルマインが出てくると読んでライコウを出します。


お相手はマルマインを繰り出した!

とおらばライコウを繰り出した!

やはりマルマインでした。
とりあえずリフレクターかな~。




マルマインひかりのかべ
マルマインは特殊攻撃に強くなった。

ライコウリフレクター
ライコウは物理攻撃に強くなった。





マルマインでんじは
ライコウは麻痺した!

ライコウかみなり
しかしライコウの攻撃ははずれた。

電磁波、光の壁。
現状、マルマインのやることはないですね。
最後に大爆発で詰みの形を作るくらいでしょうか。
ここでマルマインが居座っても、光の壁のターンが無駄に経過するだけです。
おそらくは交代、あるいは大爆発のはず。




お相手はマルマインを戻してガラガラを繰り出した!

ライコウめざめるパワ−
効果抜群だ!
ガラガラの HP 182→ 141

というわけでめざめるパワー氷。
読んだように見えますが、
マルマイン居座り→光の壁のターンが経過してくれる
エレブーに交代→雷でもあまりダメージは入らない
スターミーに交代→前のターンの雷で出し辛い
となると、めざめるパワー氷が安定の選択肢でした。




とおらばライコウを戻してパルシェンを繰り出した!

ガラガラホネブ−メラン
パルシェンの HP 156→ 133
パルシェンの HP 133→ 112



お相手はガラガラを戻してマルマインを繰り出した!

パルシェンれいとうビ−ム
マルマインの HP 86→ 57
マルマインはこおりづけになった!

マルマインにかかっていたひかりのかべの効果がきれた。。
パルシェンにかかっていたリフレクターの効果がきれた。。


凍ってくれましたが、このれいとうビームは本来なら敗着レベルの大悪手。
前のターンを単純化すると…
光の壁55ガラガラ(控え50マルマイン)vsリフレクター50パルシェン(控え55麻痺ライコウ)
パルシェン+リフレクターの圧力でガラガラは交代を余儀なくされています。

一方、今のターンを単純化すると
50マルマイン(控え55ガラガラ)vs50パルシェン(控え55麻痺ライコウ)
今度はマルマインの圧力でパルシェンが交代を余儀なくされています。

つまり、前のターンで相手の行動を読む手番を得たのにそれを利用せず、逆に相手に行動を読む手番を与えてしまっています。

マルマインのHPとライコウの麻痺、壁の持続ターンも考えると局面はまだ難解ですが、ここはまきびしか、ライコウに交代が正解だったと思います。

まきびしがあればライコウの吠えるで優位に立てますし、ライコウに交代しておけばマルマインの前でリフレクターを貼り直せ、自分に有利なサイクルを維持できます。



マルマインは凍っていて動けない!

パルシェンれいとうビ−ム
マルマインの HP 57→ 0

マルマインは倒れた。。

お相手はガラガラを繰り出した!



パルシェンだいばくはつ
ガラガラの HP 141→ 0

ガラガラは倒れた。。


パルシェンは倒れた。。

とおらば  WIN!

ありがとうございました~。

振り返って

勝つことは出来ましたが大きな反省の残る試合だったと思います。言わずもがな、冷凍ビームのターンですね~。

当時は「ガラガラが目の前にいるしマルマインも削れるから冷凍ビーム」くらいの漠然とした選択でした。仮にあのターンに凍っていなかったら、

ガラガラに交代・ライコウに交代
パルシェンに交代・ガラガラホネブーメラン

となり、パルシェンが次のガラガラの攻撃を耐えられなくなって自分に不利な形でサイクルが崩壊します。上記の通り、こうしたことを全く考えずに冷凍ビームを選んでます。何やってんでしょうね~…。

この試合は勝てたからそれで良しとするのもありだと思うんですけど~、それだと次の似たような場面でも同じように考えて同じように選択して~、そして負けます。

「その場では正解でも長期的には悪手」はやってはいけないことだと思います。試合の経験の蓄積で立ち回りは修正・洗練できるのに、正しいと思っていた選択が実は間違っていたと分かると迷いが生まれてしまい、その後の立ち回り、果てはパーティ構築にも中長期的に影響してしまうからですね~。これを防ぐためには、こうやって検討して顕在化していない悪手を見つけるのが大切ですね~。

今回も局面をもっと先まで正確に読んだ上で、冷凍ビームのこおり状態か急所が一番勝ち筋が高いと読んだのなら冷凍ビームで良いですけど~、そうじゃないですからね~。

勝てて良かった、でも次はこの悪手を選ばないようにしよう~。

今回出て来たポ理

・相手の行動とその意図から、次の相手の行動を絞る。
その場では正解でも長期的には悪手となる場合がある。顕在化していないため、見つけるには対戦の検討が必要。

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